借金が膨らんだ男の話
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私たちは置かれた環境にあまりに無知であるが故に、
致命傷になる急所のガードが下がって、いつでもクリーンヒットをくらい再起不能になってしまうことに無自覚なのかもしれません。
例えば、以下の質問に答えることはできるでしょうか?
問:財務省の貸借対照表によると日本国の資産と負債の比率はおよそどれぐらいか。
正解は「1:2(負債が約2倍多い)」です。
※ちなみに資産が約720兆円、負債が約1375兆円あります。
この質問を聞いて、あなたはどう感じましたか?
「何それ難しいー」とか「国のことなんか私には関係ない」と思いませんでしたか?
ここで一つ物語をお話します。少し想像してみてください。
あるところに男がいました。
その男は結婚しているのですが、年収が300万円で借金が600万円あります。
しかもその男は長年の借金癖が染みついていて、毎月入ってくるお金よりも出ていくお金が多い状態がずっと続いてしまっています。
そして無駄な支出を減らそうと努力することもなく、
パートタイムで働く奥さんの稼ぎの内少しでも多くを借金返済のために使わしてくれといつもお願いしています。
ある日奥さんが借用書を調べていると、その借金はほとんどが身内からしているものだと分かりました。
そして年に1回の親戚一同が集まる席で男は言います。
「お前たちはおれの家族なんだから、おれの借金はお前たちの借金でもある。えっへん。」
親戚一同、あ然としたのは言うまでもありません。
その場でなぜ借金をしているのか本人に問いただしたところ
酔っ払っていたのか、その男はとぼけるばかりで要領を得ません。
しかしよくよく聞いていみると、その男はやくざと付き合いがあることが分かり、
借金の一部は「これすげぇパワーストーンなんだぜ、買えよ!」と脅されて買ったわけのわからない石だと判明しました。
しかも定期購買契約をさせられていて、なぜか売ることも許してくれないそうなのです。
こんなダメ男。なんとその男の正体は・・・
あなたのお父さんなのでした。チャンチャン。
この物語を聞いてどう感じましたでしょうか。これを空想の与太話だと思いましたか?
実はこの話、多少の誇張はありますが、日本政府を家長と見立てた日本国という家族の物語だったのです。
なぜかお金のことについてはミスリードが多く、私たちを混乱させています。
“フォローザマネー”
お金の流れが読めれば誰が何をしたいのかがよりクリアに見えてくるはずです。